JAHIC 日本高速情報センター

日本情報サービス協同組合

未来情報局23121号 「電子車検証の組合対応について」

【電子車検証の組合対応 について】

2023年は十二支で言えば卯年ですが、十干と十二支を組み合わせた六十干支で分類すれば「癸卯(みずのとう)」になります。「卯(う)」は草花が茂っている状態。「癸(みずのと)」は十干の順番で最後。植物の内部にできた種子が大きさを測れるまで大きくなった状態で、物事が次のステージへ移行するという意味があります。その両方を備えた「癸卯(みずのとう)」は、昨年までの出来事に区切りがつき、新しい世界へ向かいながら成長する年なのです。

当組合は2023年の年賀状に次の言葉を書かせていただきました。

『いろんなことが変わる今、次から次に新しい音が聞こえてきます。

耳を研ぎ澄ましてもっと高く飛び上がろう。』

本年もよろしくお願い申し上げます。


電子車検証の組合対応について

2023年1月4日より車検証が電子化され、これまでのような紙ではなくICカードで発行されます。それに伴い組合の対応も変更となりますので以下の通りご案内いたします。 

■電子車検証とは?  

国土交通省は2023年1月4日より自動車検査証の電子化を導入します。必要最小限の記載事項を除き自動車検査証情報はICタグに記録されます。ICタグの情報は汎用のICカードリーダが接続されたPCや読み取り機能付きスマートフォンで参照可能です。 

■電子車検証の仕様は? 

従来のA4サイズに対し、電子車検証は文庫本より大きめのA6サイズ相当の厚紙にICタグを貼付したものになります。 

電子車検証では、変更登録等による記載事項の変更を伴わない基礎的情報のみの記載となります。その他の車検証情報はICタグに格納されます。 

 

■電子車検証の記載事項は? 

券面に記載される項目は基礎的情報です。  

自動車登録番号/車両番号 車体番号 交付年月日 
使用者の氏名又は名称 車名・型式 長さ/幅/高さ 
燃料の種類 総排気量又は定格出力 自家用・事業用の別 

ICタグに記録される項目は次の通りです。 

自動車検査証の有効期限 所有者の氏名・住所 使用者の住所 使用の本拠の位置など 

■車検証の電子化によるメリット 

1.車検証発行手続きの簡素化が可能になる。

現在は車検を受けると、後日車検証発行となります。しかし、電子化することで手続きが簡素化され車検証の発行が早くなります。

2.車両情報が各種方面に利用しやすくなる。 

リコールがあった際にユーザーに情報を知らせて、リコール修理対応の有無を確認することができます。   

3.リコール対象車情報をすぐに調査できる。   

リコールがあった際にユーザーに情報を知らせて、リコール修理対応の有無を確認することができます。   

■当組合へのETCカード申込みについて

今回の変更は当組合のETCコーポレートカード発行手続きと深い関係があります。 

①電子車検証をお持ちの場合、どちらかの書類をご提出ください

・車検証閲覧アプリから出力した紙媒体またはPDFファイル自動車検査証記録事項

・運輸局から交付される自動車検査証記録事項の写し

②電子化される以前の自動車検査証(車検証:紙媒体)をお持ちの場合

   ・従来通りの自動車検査証(車検証:紙媒体)の写し

■車検証閲覧アプリとは?

電子車検証の券面には、有効期間や使用者住所、所有者情報が記載されないため、ユーザーや関係事業者は、車検証閲覧アプリを活用して当該情報を確認することができます。

車検証閲覧アプリにより、車検証情報の確認のほか、車検証情報ファイルの出力(PDF等)や車検証情報以外の情報(リコール情報等)の確認等も可能になります。

アプリはパソコン用とスマートフォン用があります。使い方についてはサイト内に動画とPDFファイルが掲載されています。

 



参考:国土交通省電子車検証特設サイト 車検証閲覧アプリhttps://www.denshishakensho-portal.mlit.go.jp/business/application/

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