阪神高速料金、引き上げの改訂案打ち出しへ
国土交通省は2023年12月22日（金）、阪神高速の走行距離に応じた上限料金を普通車で1320円から1950円に値上げするなどの「近畿圏の新たな高速道路料金に関する具体方針（案）」を発表しました。
これを受けて阪神高速道路、NEXCO西日本、日本高速道路保有・債務返済機構も高速道路料金の具体案を作成し、国民からの意見募集を始めました。
改訂案「上限1320円→1950円」
今回の改訂案を受け、阪神高速道路などの近畿圏の高速道路では、以下のように料金が大きく見直されようとしています。
・上限料金を普通車「1320円」から「1950円」に引上げ
・大口・多頻度割引（車両単位割引）を最大25％へ拡充
・深夜割引を新たに導入（20％）
・都心迂回割引の導入
上限料金引き上げの背景
今回の改訂案は2022年4月から実施された首都高の新料金にほぼ追随する形です。現行の料金体系への移行に際して激変緩和措置として導入されていた上限料金が、普通車で1320円から530円引き上げられます。
これまでは1320円分以上の距離を走っても、料金が1320円で据え置かれていましたが、これが距離に応じて1950円まで変動するということです。
上限料金の改定により、対距離制を基本とした公平な料金体系が前進するとともに、都心経由経路から都心迂回経路への交通転換の促進が期待されます。
その代わりに物流事業者向けの大口・多頻度割引が拡充されるほか、深夜割引が新たに導入されます。
＜参考：阪神高速道路株式会社 https://www.hanshin-exp.co.jp/company/pressrelease/post_773.html＞
ETCや交通にまつわる素朴な疑問や最近の情報について、ガイド見習いの「ガイドちゃん」が、情報屋の「ETC
ぼうや」に“ちょっと聞いてみる”コーナーです！
来年から125㏄バイクが原付き免許でも運転できるようになるって本当なの？
本当だよ！ 今のところ原付免許で運転できるバイクの排気量は、50cc以下に規定されているんだけど、去年警察庁からこれを125cc以下まで引き上げようという提案が出されたんだ。 このまま法令の改正が実施されれば、2025年から原付き免許でも条件満たした125cc以下のバイクを運転することができるようになるよ ！
この改正には2025年から始める排ガス規制の問題が関わっていて、厳しい排ガス規制では排気量が小さくなるほどクリアするのが困難で・・・ 市場が日本のみとなっている50ccの場合、パワーを維持しながら厳しい排ガス規制をクリアするためには、規制前よりも非常に多くのコストがかかってしまうんだよ～。
125ccは排ガス規制をクリアするために50ccほどコストがかからないし、しかもパワーダウンの比率が少なくて済むことが大きなメリットとして挙げられていて、今回の改正案の背景になっているよ。
弊グループ組合発行の情報誌「未来情報局」が本年よりリニューアルしました。それに伴いWeb版もリニューアルいたします。
リニューアルして新しくなった「ミライ情報局」もよろしくお願いいたします。
