白ナンバーの営業車もアルコール検査義務化へ②~アルコール測定器について~

パトカー

アルコール検査義務化に際し、アルコール測定器の購入を検討される企業様のお話を伺っております。
アルコール測定器の選定に悩まれるお話を頂きますので、簡単ですがアルコール測定器の説明をさせて頂きます。

購入の検討を進めると呼気式のアルコール測定器をよく見かけると思います。
これらは、測定器に対して呼気を吹きかけることで、呼気にに含まれているアルコールを測定器が数値化して表示してくれる機器となります。
 もっと正確なアルコール濃度を測りたいのであれば、医療機関に行って血液を採取し血中アルコール濃度を計測することで正確な数値を出すことができます。ただ今回の義務化により事業所内で測定することが前提となりますので、つど医療機関に赴き測定することは、物理的にもコスト的にも現実的ではありません。ですので、今回の義務化にあたり業務用途向けとしては呼気式が一番現実的な測定方式となります。
この呼気式の中でも検討する際にはセンサーの種類が2種類あることに気づくと思います。

■センサーの種類について

アルコールセンサーには主に「半導体ガスセンサー」「電気化学式センサー」の2種類を目にすることが多いと思います。 これらはアルコール濃度の計測方法に違いがあります。

半導体ガスセンサー
 呼気がセンサーに触れることでセンサー表面に電気抵抗が生まれます。この電気抵抗を値をアルコール濃度に変換します。安価なこともあり市販品では多く採用されていますが、呼気に含まれるアルコールに近い成分に反応しやすいという欠点を持っています。
電気化学式センサー
 呼気に含まれるアルコールがセンサーに触れると電気を発電します。生成された電気量をアルコール濃度に変換するのが電気化学式センサーとなります。 電気化学式センサーは、ほぼアルコールにしか反応しないという特長を持っていますので、半導体ガスセンサーよりも精度が高い為に業務用の測定機に多く採用されている傾向にあります。

■業務用の測定器について

以前の記事でもお伝えしましたが、「安全運転管理者の業務」について以下の点が義務化されています。
白ナンバーの営業車もアルコール検査義務化へ

  1. 運転の前後に、運転者に対して目視およびアルコール検知器を使用して酒気帯びの有無を確認すること。
  2. 目視およびアルコール検知器による確認の記録をデジタルデータや日誌等で1年間保存すること。
  3. 正常に機能するアルコール検知器を常備すること。

この中でも「3.正常に機能するアルコール検知器を常備」についてとなると業務用の測定器の利用が重要となります。安価な市販品の測定器でも測定は可能ですが、「精度の維持」を考えた場合に定期的な買い替えを行わないと、いつの間にか正確なアルコール測定ができなくなっている可能性があります。業務用の測定器であれば、耐久性が高く、メンテナンス性に優れている為に買い替えを行う必要はなくなります。
(センサー部分には使用期限がありますので、定期的なセンサー部分のメンテナンスは必要となります。)

また、業務用だからという訳ではないですが、「2.~確認の記録をデジタルデータや日誌等で1年間保存すること。」とあるように保管の義務に適用した機材の選定をされる方が便利と思われます。保管の機能としては以下の3つのタイプがあります。

  • プリンタ内蔵タイプ:ロール紙などで測定結果の印字が可能
  • メモリ内蔵タイプ:本体の内蔵メモリへの保管やメディアへの保存が可能
  • PC連動タイプ:PCとの連動でデータ保存が可能

データとして保存をしておけば、記録追跡が可能となりますので有事の際の適切な対応が行えるものとなります。

■最後に
業務用のアルコール測定器には、ほかにもデジタコ連動や、測定中の動画の撮影、健康管理機器との連動などさまざまな製品が販売されています。それぞれの機能については、企業様の運用にマッチングした製品の選定を頂けたらと思います。
今後、弊組合からも紹介できる製品があれば案内をさせて頂きたいと考えております。

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