【特集:高速道路での車両トラブルは「#9910」へ】
3月は春最後の月。弥生です。「木草弥生ひ茂る月」「きくさ いや おひ しげる づき」という言葉が起源だと言われています。「弥(いや)」は、「いよいよ」という意味があり、草木がいよいよ生い茂ってくるという意味あるそうです。道すがらの木を見ると、ぷっくりと花芽が大きくなっているのがわかります。なんだか足取りも軽やかになってきますね。
【高速道路での車両トラブルは「#9910」へ】
高速道路では、一般道と比べて速度を上げて走行することが多いため、車両トラブルが起きると、周囲の車両を巻き込んだ大規模な事故が発生する可能性があります。車両が事故・故障によって本線上で走行不能になった際の基本的な対処法について、高速道路の管理会社は次のように呼びかけています。
- まず後続車に知らせてください。①ハザードランプを点灯 ②発炎筒を着火 ③三角停止板などを設置
- 安全な場所へ避難。運転者・同乗者も全員、自車より後方のガードレールなどの防護柵より外側の安全な場所へすみやかに避難をしてください。
- 交通管制室に通報。関係車両が到着するまで自分で修理などは行わないようにしてください。
通報の方法
- 高速道路上に一定間隔で設置されている非常電話を用いる方法
- 道路緊急ダイヤル#9910にダイヤルする方法
#9910は全国共通で携帯電話からもダイヤル可能です。高速道路・国土交通省が管理する国道はすべて対象となり、24時間体制で通報が受け付けられています。
通報時に伝えるべき情報
- 車両の故障の場合 : ①発生場所 ②故障内容 ③名前 ④車種 ⑤ナンバー ⑥停止場所
- 事故の場合 : ①発生場所 ②けが人の有無 ③事故の内容 ④名前 ⑤車種 ⑥ナンバー ⑦停止場所
- 落下物の場合 : ①発生場所 ②落下物の種類 ③落下している車線
高速道路では落下物に注意
高速道路上で起きるトラブルのなかには、道路上の落下物と衝突して起きる事故もあります。
落下物が発生する要因として挙げられるのは「積荷の不十分な固定」です。出発前はもちろん、長距離を移動する際はロープの緩みなど、サービスエリア・パーキングエリアで再確認をする必要があります。
落下物事故を避けるには
一般的な安全運転を心がけることが重要です。
- 制限速度を守り、スピードは控えめに
- 運転に集中してわき見をしない
#9910でも、落下物の通報を24時間体制で受け付けています。後続車両に危険を及ぼすと思われる場合は、サービスエリア・パーキングエリアなど安全な場所に停車してから通報するか、同乗者に依頼して通報してください。