
2025 年1 月の埼玉県八潮市での大規模陥没事故から1 年。道路の損傷や落下物は、依然としてドライバーにとって重大なリスクです。特に高速走行中のトラブルは一瞬の判断が生死を分けます。本号では、2026 年現在の最新通報制度と対応策を解説します。
1. 進化する通報手段 : 電話から「LINE」へ
道路の異常発見時の通報は、従来の「非常電話」や専用ダイヤル「#9910」に加え、2024 年度から本格導入された「LINE による道路緊急通報」が全国で普及しています。
LINE 通報のメリット
◎ 位置情報の自動送信 : GPS で正確な場所を特定可能。
◎ 写真・動画の送信 : 損傷や落下物の状況を視覚的に伝えられる。
◎ 迅速な報告 : 停車後、音声通報よりスムーズに情報共有ができる。
「#9910」は24 時間体制で、高速道路や直轄国道を対象に運用されています。通報の際は必ずSA・PA 等の安全な場所に停車してから操作してください。

2.トラブル発生時の「命を守る3 原則」
万が一、本線上で停車してしまった場合は以下の3 原則を徹底しましょう。
◎ 後続車への合図 : ハザードランプ、発炎筒、停止表示板(三角板)を順次使用。視認性の高いLED式表示灯の活用も有効です。
◎ 速やかな避難 : 車内待機は厳禁。ガードレールの外側など自車より後方の安全な場所へ避難してください。
◎ 通報と待機 : 安全確保後に「#9910」等で通報。修理は行わず道路管理者の到着を待ちます。
3. 落下物への厳しい視線と「物流の2024 年問題」後の意識
2024 年問題以降、物流業界では生産性向上とともに「輸送品質の維持」が厳格に求められています。積荷の落下は道路法等の違反となるだけでなく、重大な過失致死傷罪に問われる可能性もあります。これまで以上に責任感を持った確実な積載管理が不可欠です。
◎ 出発前の点検 : ロープやシートの緩み、固定器具の劣化確認。
◎ 運行中の再点検 : 長距離移動時は、必ずSA・PA で増し締めを行う。
◎ 「自動運転車」 への配慮 : 自動運転技術や運転支援システムが普及する中、小さな落下物がセンサーの誤作動や急ブレーキを誘発するリスクも指摘されています。
「#9910」はドライバーと道路管理者を結ぶホットラインです。異常をいち早く報告することは、後続車や仲間を守ることに直結します。 日頃の車両点検と、もしもの時の「#9910」。この二本柱で、2026 年も安心・安全なプロのドライブを心掛けましょう。


ETCや交通にまつわる素朴な疑問や最近の情報について、ガイド見習いの「ガイドちゃん」が、情報屋の「ETCぼうや」に“ちょっと聞いてみる”コーナーです!
『【2026年1月から】電子車検証の「自動車検査証記録事項」の紙での提供が終了! 今後の入手方法は? 』

ねぇ、自動車検査証記録事項の窓口での提供が終了するってどういうこと?? 詳しく教えて! ETCぼうや!

2026年1月から、自動車の電子車検証が本格的に運用されるのに合わせて、これまで補助的に提供されていた「自動車検査証記録事項(A4縦の紙の書類)」の窓口での配布が終了したよ!
これは、車検のときに、電子車検証の中身を紙でも確認できるようにしていた書類なんだ。
2023年1月の車検証の電子化から3年間の経過措置として提供されてたんだけど、その期限である2025年12月末をもって終了したんだ。だから、2026年1月以降は、窓口でこの書類がもらえなくなったんだよ~

じゃあこれからは、どうやって詳しい車検証情報を確認したり印刷したりすればいいのかというと、次の2つの方法があるよ!
① 車検証閲覧アプリを使う
国土交通省が提供しているスマホアプリを使うと、電子車検証をスマホで読み込んで、自動車検査証記録事項をPDFで確認・ダウンロードできるんだ。
②運輸支局の印刷端末を使う
運輸支局や自動車検査登録事務所にある専用端末で、自分で電子車検証のICタグを読み取って、その場で紙として印刷することもできるよ(これは2027年12月末まで利用可能)。
つまりこれからは自分でアプリや端末を使って確認・取得する必要があるってことだね! デジタル化が進んだ結果なんだけど、慣れるとスマホで管理できるようになるから便利にもなるんだよ !

紙でもらえなくなるって、ちょっと不安だよね!
でも時代はデジタル化だし、仕方ないのかなって思うな… !
いざというときのために、アプリでダウンロードする方法をあらかじめ
確認しておいたほうがよさそうだね♪
