
特集「雪の高速道路の注意点 」
今年は全国的に例年を上回る大雪が続き、多くの地域で積雪や凍結による交通障害が発生しています。普段は雪が少ない地域でも、山間部や冷え込みが厳しい場所では道路が凍結しやすくなっています。特に冬の高速道路は、場所や時間によって路面状況が急激に変化するため、特別な注意が必要です。
そこで、雪の高速道路走行時に注意すべきポイントをまとめました。
1. 路面状況の変化に注意
危険な場所 : 橋の上やトンネルの出入り口は気温が特に低く、路面が凍結しやすい箇所です。これらの区間では速度を落とし、慎重な運転を心がけましょう。
昼夜の変化 : 昼間は濡れているだけの路面も、夜間や早朝には凍結して非常に滑りやすくなります。特に朝晩は注意が必要です。
最新情報の確認 : NEXCOや気象情報アプリで路面状況を確認し、危険エリアを事前に把握してください。

2. 除雪作業時の対応
追い越し禁止 : 凍結防止剤散布中の除雪車を追い越すことは禁止されています。
車間距離を保つ : 凍結防止剤には塩分が含まれるため、近づきすぎると車両の塗装に影響が出る可能性があります。十分な車間距離を取りましょう。
走行後の洗車 : 車両に付着した凍結防止剤は塩害のリスクがあるため、走行後は早めに洗車することが重要です。
3. 冬用タイヤ規制時の対応
規制時の対応 : 規制が発生した場合、最寄りのチェーン装着場やサービスエリアでチェーンを装着してください。スタッドレスタイヤ装着車両でも「全車両チェーン装着規制」時にはチェーンが必要です。
規制の詳細 : 全車両チェーン装着規制は、積雪や凍結が厳しい場合に適用され、チェーンを携帯していない車両は高速道路の利用ができません。
注意点 : チェーンの装着は指定の場所で行い、高速道路の路肩での作業は厳禁です

4. 安全運転のための事前準備
装備の確認 : スタッドレスタイヤの状態を点検し、チェーンを携帯してください。事前の準備が安全運転の鍵です。
情報収集 : NEXCOやJAFの公式サイトで雪道の情報を確認し、安全なドライブの計画を立てましょう。
計画的な移動 : 雪や凍結が予想される場合、時間に余裕を持ったスケジュールで運転してください。
さらに、雪道では急ハンドルや急ブレーキを避け、アクセル操作を丁寧に行うことが重要です。ABS(アンチロックブレーキシステム)を過信せず、スリップを防ぐために余裕を持った操作を心がけましょう。緊急時に備え、毛布や携帯充電器などを車内に用意しておくこともおすすめです。冬のドライブを安全に楽しむために、最新情報を活用し、無理のない運転を心がけましょう。


ETCや交通にまつわる素朴な疑問や最近の情報について、ガイド見習いの「ガイドちゃん」が、情報屋の「ETCぼうや」に“ちょっと聞いてみる”コーナーです!
『高速道路「深夜割引の見直し」が令和7年7月頃へ延期されます』

高速道路「深夜割引の見直し」が令和7年7月頃へ延期されるって本当??
教えてETCぼうや!

本当だよ!
NEXCO3社は、高速道路の深夜割引の見直しについて、運用開始時期を当初予定していた令和6年度末から令和7年7月頃に延期すると発表したよ!
延期の理由として、NEXCO3社は、「割引適用時間帯に走行した分の料金を対象として割り引くために必要となるシステム整備に時間を要しており、当初の見込みより遅れが生じている」と発表したんだ。どうやらシステム整備の遅れによる延期みたいだね。
★深夜割引の見直しについて
今回の深夜割引の見直しは、割引時間帯を拡大して、その時間帯に走行した分のみを割引の対象とする内容だよ。現在の深夜割引では、0時から4時の間に少しでも走行すれば全行程が割引されるから、車両の滞留や労働環境の悪化が問題視されていたんだ。 見直し後は、一定の走行距離ごとに割引が適用されるけど、1時間あたりの割引対象となる走行距離には上限が設けられるよ。これは、長距離を短時間で移動する無謀な運転を防止するための措置なんだ。割引は料金所で即時適用せずに、後日還元型による割引となるよ。

システム整備の遅れが原因か~!
NEXCO3社で見直しだと大掛かりだろうから仕方ないよね・・・!
深夜割引の見直しで、車両の滞留や労働環境の悪化が少しでも解消されるといいね!