JAHIC 日本高速情報センター

日本情報サービス協同組合

ミライ情報局26年9月号/【緊急特集】 レベル5大雨特別警報 


今年は夏から、大雨特別警報や線状降水帯に関するニュースを目にする機会が相次いでいます。大雨による道路冠水や河川の氾濫、土砂災害は、車を利用する人にとっても命に関わる身近な危険です。 

1.「レベル5」 は避難開始の合図ではない 

2026年5月29日から防災気象情報の名称が見直され、「大雨特別警報」は「レベル5大雨特別警報」として発表されるようになりました。これは、避難指示に相当する状況をはるかに超え、すでに災害が発生している可能性が極めて高い段階です。市町村が発令する「警戒レベル5・緊急安全確保」と発表主体は異なりますが、どちらも命の危険が迫る状況を示します。避難は「警戒レベル4・避難指示」までに終えることが原則です。 

2. 高速道路では

レベル5大雨特別警報が出てから遠くの避難所へ向かうことは、かえって危険な場合があります。すでに道路が冠水し、河川や用水路が増水している可能性があるためです。むやみに移動せず、周囲の状況を確認しながら、今いる場所よりも少しでも安全な場所へ移って身の安全を確保してください。 

3.冠水道路には絶対に入らない 

車は見た目以上に水に弱く、わずか30cm程度の浸水でも走行不能になる場合があります。水が床面を超えると電気装置が損傷し、パワーウインドウなどが動かなくなるおそれがあります。また、水深がドアの下端にかかると水圧でドアが開けにくくなり、タイヤが完全に水没すると車体が浮き、流される危険もあります。特にアンダーパス、高架下、低地、川沿いなどの冠水しやすい道路には進入しないことが重要です。 

(引用元:内閣府(防災担当)・警察庁・消防庁・国土交通省・気象庁) 

4. 高速道路も 「早めの判断」 を 

大雨時には高速道路も雨量などに応じて通行止めになることがあります。走行中に激しい雨に遭遇した場合は速度を落とし、十分な車間距離を取り、ヘッドライトを点灯しましょう。視界が悪いまま無理に走り続けず、危険が高まる前にSA・PAなど安全な場所への退避や、運行そのものを見合わせる判断が大切です。 

5.日頃の備えが命を守る 

出発前には気象情報と道路交通情報を確認し、ハザードマップで浸水リスクも把握しておきましょう。車内には脱出用ハンマーを、すぐ手が届く位置に備えることも有効です。ただし、合わせガラスは脱出用ハンマーで割れない場合があるため、自分の車の窓ガラスの種類も確認しておきましょう。大雨時は「行けるか」ではなく、「行かない判断ができるか」が安全運転の分かれ目です。  

ETCや交通にまつわる素朴な疑問や最近の情報について、ガイド見習いの「ガイドちゃん」が、情報屋の「ETCぼうや」に“ちょっと聞いてみる”コーナーです!

『高速道路の工事現場向け侵入車両検知システム 「Highway Ai-MONITOR®」とは?』

高速道路の工事現場で、車が間違って入ってきてしまう事故があるって聞いたんだけど、本当なのかな?それを防ぐための新しい仕組みができたらしいんだけど、詳しく知っていたら教えてほしいな~♪ 

うん、本当だよ。2026年5月27日にNEXCO中日本と中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋が、『Highway Ai-MONITOR®』というシステムの開発完了と販売開始を発表したんだ。 
高速道路では毎日、リニューアル工事や点検作業が行われているよね。 
その工事のために区切られた規制エリアに、一般の車が誤って入ってしまう事故が近年増えているんだって。 

主な原因は、スマートフォンを操作しながらの「ながら運転」や、自動運転や運転支援機能を信じすぎてしまうことによる「前方不注意」だそうだよ。 
侵入してきた車に衝突されて、作業員の方が命を落としてしまう事故も実際に起きているんだ。 

そこで開発されたのが、AIを使ったこのシステムなんだよ。 
工事現場に小型カメラと専用の機器を設置して、その映像をAIがリアルタイムで分析するんだ。 
車が衝突する危険があると判断すると、音と光のアラートを出して作業員に危険を知らせてくれるんだよ。 

特徴は3つあって、1つ目は最大で約250メートルも手前から侵入車両を検知できることだよ。天候や道路の状況で変わることはあるけれど、夜間の作業でも高い精度で車を認識できるんだ。 

2つ目は、NEXCO中日本グループがすでに使っている他の安全装置と組み合わせて使えることだね。 

3つ目は、専用のケースに収納できて、車のシガーソケットから電源が取れるので、大掛かりな設置工事がいらないことなんだ。 

今後は、NEXCO中日本グループ各社をはじめ、高速道路関係会社への展開を進めていく予定なんだって。 

そうなんだ、約250メートルも手前から車を見つけられるなんてすごいね! 
工事をしている人たちが、安心して作業できるようになるのはとても大切なことだと思うよ。 
私も、車を運転するときは、工事現場の近くではしっかり前を見て気をつけようと思ったよ。 

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