JAHIC 日本高速情報センター

日本情報サービス協同組合

ミライ情報局25年6月号/特集『夏の運転にご注意を!』

梅雨が始まりました。梅雨が明ければ暑い暑い夏。最近の夏は猛暑が特徴です。
気温の上昇とともに、車両火災や体調不良による事故のリスクも高まります。
夏の運転では、車の点検と自身の体調管理が何より大切です。

高速道路で相次ぐ車両火災

毎年夏になると、高速道路では車両火災が多発します。2024年4月の首都高速では、わずか1ヶ月の間に4件もの火災が発生し、前年の2倍という異常な事態となりました。
さらに、5月には新東名高速でも大型トラックの火災が発生。気温の上昇にともない、火災のリスクも高まっています。

気付きにくく、逃げにくい高速道路の火災

特に高速道路では、長時間の連続走行によりエンジンが過熱しやすく、異音や異臭などの異変にも気付きにくくなります。
また、トンネル内や交通量の多い区間ではすぐに停車できないため、火災発見や初期対応が遅れやすいのです。

火災の原因はメンテナンス不足が多い

火災の主な原因には、排気系の過熱、配線トラブル、オイル漏れ、タイヤのバーストなどがあり、いずれもメンテナンス不足が関係しています。
これを防ぐためには、日常点検や定期点検が不可欠です。特にエンジンルーム内の異物、バッテリーの状態、タイヤの空気圧や摩耗など、こまめな確認を心がけましょう。

車内の可燃物はリスクのもと

夏場は気温が高いため、車内やエンジンルームに放置された布切れや洗車用具が火災の引き金になることもあります。整備や洗車のあとには、異物の有無を必ず確認してください。

“夏型事故”とは?

夏の運転には、もうひとつのリスクがあります。それが「夏型事故」と呼ばれるものです。高温による熱中症や疲労で判断力が鈍ると、追突や車線逸脱など、重大な事故につながる恐れがあります。

ストレスは運転ミスの引き金に

夏は強い日差しや渋滞、高温といった要因が重なり、ドライバーのストレスが蓄積します。イライラや焦りがミスや乱暴な運転を招く危険性があるため、特に午後や帰路では慎重な運転が求められます。

こまめな休憩と温度管理を

こうしたリスクを回避するには、1〜2時間ごとの休憩と十分な水分補給が大切です。また、エアコンの設定温度を適切に保つことも、体調維持に効果的です。帰り道こそ慎重に、安全運転を心がけましょう。

まとめ ~ 備えとゆとりで、夏の運転を安全に

2025年の夏も厳しい暑さが予想されています。火災とストレスという二重のリスクを防ぐために、日々の点検とゆとりある運転を忘れずに。
自分と周囲の安全を守るためにも、今一度、夏の運転習慣を見直してみてはいかがでしょうか。

ETC や交通にまつわる素朴な疑問や最近の情報について、ガイド見習いの「ガイドちゃん」が、情報屋の「ETCぼうや」に“ちょっと聞いてみる”コーナーです!

『 「三角表示板」はお持ちですか?高速道路で事故や故障で駐停車時には設置義務があります。』

高速道路上で事故や故障を起きたときに、「三角表示板」の表示が義務付けられているって本当?教えてETCぼうや~!

教えてETCぼうや~!

本当だよ! 三角表示板って、実は車に最初から付いているわけじゃないんだ。でも、高速道路で車が止まっちゃったときには、発煙筒だけじゃなくて「停止表示器材」っていうのを出さなきゃいけないって決まりがあるんだよ!三角表示板はその一つ。 もし高速道路で車が故障して止まっちゃったときに、三角表示板をちゃんと出さなかったら、「故障車両表示義務違反」っていう違反になるんだ。 そうなると、普通車やバイクだと6,000円の反則金に、違反点数も1点ついちゃうんだよ!(大型車は7,000円、小型特殊車は5,000円) 三角表示板を車に積んでないだけなら、すぐに違反になるわけじゃないんだけど、いざってときに表示しなかったらアウトなっちゃうんだよね。。。 だから、万が一のために、ちゃんと車に積んでおくのがとっても大事なんだよ!!

JAHICグループの協同組合では、みんなの安全運転をサポートするために、三角表示板を販売しているんだ。 普段はあんまり気にしないかもしれないけど、高速道路で車が止まっちゃったとき、これがあるかないかで安全性が全然違うよ! 「まだ持ってないかも…」って人は、このタイミングでぜひチェックしてみて。万が一のとき、きっと助けになるから!

三角表示板持ってなかったから危なかったよ~!! 万が一のために買って車に積んでおこう~!!

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