高速道路利用のマナーと適正な対応
新年度が始まると、新たに車両管理担当に着任したり、社用車の運転を始めたりする方が増えます。高速道路を安全に利用するために、最新のルールを押さえておくことが重要です。
SA・PAでの長時間駐車の規制とマナー
サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)はドライバーの休憩や給油に必要な施設ですが、長時間の駐車が問題となっています。一部のSA・PAでは長時間駐車の規制が強化され、違反すると警告や移動命令が出される場合があります。特に業務用車両のドライバーは、他の利用者のためにも適切な駐車を心がけることが求められます。

高速道路の逆走防止対策の強化
高速道路の逆走は重大な事故を引き起こす可能性があり、最近ではNEXCO(高速道路会社)が新たな逆走対策技術を導入予定です。警察庁は通報や注意喚起を強化し、逆走防止に力を入れています。
道路交通法改正と高速道路の新ルール
2025年には道路交通法の改正が予定されており、高速道路における安全確保のための規則が強化されます。特に企業の車両管理に影響を与えるポイントを解説します。
速度制限や最高速度引き上げの動向
一部の高速道路区間では、最高速度が110km/hから120km/hへと引き上げられています。スムーズな車両の流れが期待される一方で、ドライバーにはより高度な運転技術が求められます。企業の車両管理者は、安全運転の意識向上を促し、新しい速度規制を周知することが重要です。
安全運転の新規制
2024年11月より、自転車運転中のスマホ使用禁止や酒気帯び運転の罰則が強化されました。社用車運転者だけでなく、自転車通勤者にも周知し、安全管理を徹底しましょう。

大型車の車間距離義務の変更点
大型車の追突事故を防ぐため、2025年の改正では車間距離の義務が厳格化される見込みです。特に高速道路では、適切な車間距離を確保することが求められ、違反した場合には罰則が科される可能性があります。企業の運行管理者は、ドライバーに適切な車間距離の確保を指導することが必要です。
まとめ
高速道路のルールは変化し続けています。特に速度制限や駐車マナーの変更、法改正による罰則の強化は、企業の車両管理に大きな影響を与えます。最新のルールを理解し、安全運転を心がけることで、事故を防ぎ、快適な走行を実現しましょう


ETCや交通にまつわる素朴な疑問や最近の情報について、ガイド見習いの「ガイドちゃん」が、情報屋の「ETCぼうや」に“ちょっと聞いてみる”コーナーです!
『阪神高速道路で28料金所が新たにETC専用になります』

阪神高速道路に新しくETC専用料金所が増えるって本当??
教えてETCぼうや~!

本当だよ!!
阪神高速道路は、2025年3月~6月にかけて新しく28箇所をETC専用料金所にすると発表したよ。
国土交通省は、2020年12月に「ETC専用化等に向けたロードマップ」を策定して、都市部では5年、地方部では10年程度でETC専用化を目指すと発表したよ。阪神高速もこの方針に沿って、2025年度までに8割程度(約110箇所)のETC専用化を目指していたよ!
だけど半導体不足でETC設備の整備に遅れが生じていたんだ。 その後、遅れていた半導体の納入が始まって、2025年度に新たに28箇所の料金所をETC専用化できるようになったよ。これによって、阪神高速では累計51箇所がETC専用料金所になるよ!
★ETC車載器を搭載していない車両は利用できません
ETC専用料金所の運用開始に合わせ、入口付近の一般道にETC専用の案内標識が設置されて、ETC車での利用が必要であることが示されるようになったよ。現金車は利用できないから、みんな注意してね。

ETC専用料金所が増えるのはとてもいいことだね!!
まだETCを導入していない車はぜひこの機会に導入を検討してみてほしいな♪