JAHIC 日本高速情報センター

日本情報サービス協同組合

ミライ情報局24年7月号/特集「猛暑のストレスが危険! 」

猛暑のストレスが危険!

今年の夏は昨年以上の暑さが予想されています。実際に地域によっては梅雨明け前から連日猛暑になっています。そこで今月の特集は猛暑とストレスの関係についてお届けします。 

夏型事故とは 

7月と8月は猛暑が続き、交通事故が多発する時期です。特に「夏型事故」と呼ばれる事故が増加します。 

夏型事故は、死亡や重傷という重大事故に発展しやすい特徴があります。高温下での運転は、ドライバーの反応速度や判断力を低下させるため、事故の際の被害が大きくなります。たとえば、熱中症による意識障害が原因で、対向車線に飛び出してしまうケースや、ブレーキ操作が遅れて追突事故を引き起こすケースが報告されています。これらの事故は、被害者だけでなく加害者にとっても大きな負担となります。 

夏のストレスの危険性 

夏の運転はストレスが大きく影響します。高温や渋滞、強い日差しなど、夏特有の環境要因がストレスを増大させます。ストレスが溜まると、イライラや焦りが生じ、運転ミスや無謀な運転行動を引き起こす可能性があります。 

夏の午後は特に注意が必要です。高温と強い日差しにより、ドライバーの体力と集中力が奪われやすくなり反応速度が遅れることがあります。その結果、居眠り運転や漫然運転が発生しやすくなります。居眠り運転は、短時間のうちに重大な事故を引き起こす可能性があり、非常に危険です。エアコンの使用による車内外の温度差も、体に負担をかける要因となります。 

この影響を軽減するためには、適切な温度管理とこまめな休憩が必要です。また、漫然運転は、注意力が散漫になり、周囲の状況を適切に把握できなくなるため、事故のリスクが高まります。特に長距離運転をする場合は、1〜2時間ごとに休憩を取り、水分補給を怠らず、体をリフレッシュさせることが重要です。 

また、帰路は特に疲れが溜まりやすい時間帯です。帰宅を急ぐあまり、休憩を怠ると事故のリスクが高まります。適切な休憩を取ることで、体力と集中力を維持し、安全な運転を心がけましょう。 

まとめ 

夏の運転はストレスが大きく影響します。 ストレスを軽減するために、エアコンの適切な温度管理とこまめな休憩が必要です。 

また、適切な休憩と水分補給を怠らないように心がけましょう。 

ETC や交通にまつわる素朴な疑問や最近の情報について、ガイド見習いの「ガイドちゃん」が、情報屋の「ETC ぼうや」に“ちょっと聞いてみる”コーナーです! 

車検が”2か月前”から受けられるようになります

2025年4月1日から車検が″2か月前″から受けられるようになるって本当? 

教えてETCぼうや!! 

本当だよ!!国交省は、2025年4月1日から車検証の有効期間満了日の″2か月前″から車検を受けられるようになることを発表したよ! 

車検期間延長の目的

今回の車検期間延長の目的は、年度末における車検の混雑緩和と自動車整備士の働き方の改善が挙げられるよ。 

現在の車検は、「有効期間満了日の1か月前から満了日までの間」に受検できるけど、車検需要は年度末に集中していることもあって、この時期は、自動車ユーザーが整備や車検の予約が取りづらいんだ。 

だから自動車整備士も残業・休日出勤に追われるという問題が生じているんだよ・・・ 

そういった問題を改善するために今回の車検期間延長が決まったんだ♪ 

あと、車検期間延長に合わせて、道路運送車両法施行規則を改正されたよ。 

これは「有効期間満了日の2か月前から満了日までの間」に受検しても、残存する有効期間が失われないという内容だよ。また、自賠責保険の有効期間もこれに整合させるために自動車損害賠償保障法施行規則を改正されたよ。(いずれも2025年4月1日施行) 

自動車ユーザーは余裕をもって車検を受けられるし、 

自動車整備士の残業や休日出勤が解消されるなら一石二鳥だね! 

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