「道路緊急ダイヤル#9910 」

3月の和名は弥生(やよい)。月の和名の中で師走と並んで、多くの方に親しまれている名前です。由来は草木が芽吹く「いやおい」が「やよい」となった説が有力です。
実は3月は弥生以外に様々な呼び方があります。
花惜月(はなおしみづき):旧暦では弥生は春の終わりで花が散る季節でもあります。散る花を惜しむ月という意味から「花惜月」とも呼ばれています。
雛月(ひいなつき):弥生が3月3日の雛祭りを含む月であることから「雛月」とも呼ばれています。
他には花見月(はなみづき)、夢見月(ゆめみづき)、桜月(さくらづき)、建唇月(けんしんづき)など。
言葉の由来を知ることは、私たちの暮らしを知ることなんですね。
『鴬や障子あくれば東山』夏目漱石
「道路緊急ダイヤル#9910 」
災害は起こらないに越したことはありません。ですが、日本のどこかで発生しています。最近は50年に1度起こっていたものが1年に何度も起きているのが実状です。
そこで今回は防災に関する情報をお届けいたします。ひとことで災害と言っても地震と台風や豪雨では対応が異なりますので、災害別に重要ポイントを整理します。
■地震
地震発生時に被害を最小限にするには、一人ひとりが落ち着いた行動をすることが重要です。そのためには地震について関心を持ち日頃から地震に対する心構えを身につけることが必要です。
①備え

● 地震を知る。地域や建物によって地震による揺れの強さが異なることを知る。
● 家族との連絡方法を確認する。家族が離れた状況で被災したときを考え、安否の確認手段を考えておく。
● 避難路を確認する。
職場や自宅から避難所までのルートを事前に確認しておく。
● 備蓄品。地震が発生すると普段の生活ができなくなる可能性があるため
数日間生活できる『備蓄品』を備えておく。
● 非常持出品。被害によっては避難を余儀なくされることもあるため
避難する際の『非常持出品』を準備しておく。
● 携帯各社の災害用アプリを確認しておく。
②対応
● 住宅地。強い揺れで倒れる危険があるため塀や電信柱、自動販売機、
耐震性能の低い建物に注意する。
● オフィス街・繁華街。オフィスビル街や繁華街では落下する窓ガラスや外壁、看板などに注意する。
● 海岸。海岸での強い揺れで一番恐ろしいのは津波。避難指示や勧告を待たず安全な高台や避難地を目指す。
● 河川。津波は河川を遡るため、流れに対して直角方向に素早く避難する。
● 山・丘陵地。崖崩れや落石に注意し、急傾斜地など危険な場所から離れる。
● 運転中の場合、急ブレーキを踏むと重大な事故を引き起こす可能性があるため安全に停車する。
ゆっくり減速し左側路肩に停車してエンジンを止める。
● 避難の判断。周囲を確認し身の安全を確保。正しい情報に基づいた判断をする。
■豪雨
あっという間に晴から豪雨に。最近の特徴的な気象状況として「豪雨」「竜巻」が挙げられます。これらの災害は予測困難で突然発生する場合があるため、大きな被害をもたらす可能性があります。
①備え
● 家の中で安全な部屋はどこかを確認する。
● 付近に土砂災害危険箇所はないかを確認する。
● 付近に過去の被害状況はないかを確認する。
● 国土交通省の「ハザードマップポータルサイトhttps://disaportal.gsi.go.jp」を確認する。
● 携帯各社の災害用アプリを確認する。
②対応
豪雨や嵐の予兆を確認したらすぐに安全確保に努めてください。「自分の安全は自分で守る」という意識を持ち、子どもやお年寄りを気遣いながら一緒に行動しましょう。

● 警報・注意報に注意する。ラジオやテレビ、気象庁のホームページを活用する。
● 危険な場所から離れる・近づかない。地下や冠水した道路は避け、川や崖から離れる。
<引用>国土交通省:ハザードマップポータルサイトhttps://disaportal.gsi.go.jp
■台風
①備え
台風は風だけでなく降水量が増えることがあるため、水害や土砂災害などが起きる可能性があります。日頃から発生時の対処法を考えておくことで被害を軽減することができます。
● 家の修繕・補強の必要はないかを確認する。
● 家の中で安全な部屋はないかを確認する。
● 付近に土砂災害危険箇所はないかを確認する。
● 付近に過去の被害状況はないかを確認する。
● 国土交通省の「ハザードマップポータルサイトhttps://disaportal.gsi.go.jp/」を確認する。
● 携帯各社の災害用アプリを確認する。
②対応
素早く正確な情報を集め、落ち着いて行動することが重要です。過去の事例を確認し危険を察知することで被害を避けることができます。
● 警報・注意報に注意する。ラジオやテレビ、気象庁のホームページを活用する。
● 危険な場所から離れる・近づかない。地下や冠水した道路は避け、川や崖から離れる。
上記の内容は防災に関する情報のほんの一部です。これを機会に一人ひとりが「行動できる」情報を身につけなければならないのです。