■高速道路での車両トラブル連絡先■
「 #9910 」
高速道路では、一般道と比べて速度を上げて走行することが多いため、車両トラブルが起きると、周囲の車両を巻き込んだ大規模な事故が発生する可能性があります。車両が事故・故障によって本線上で走行不能になった際の基本的な対処法について、高速道路の管理会社は次のように呼びかけています。
●まず後続車に知らせてください。①ハザードランプを点灯 ②発炎筒を着火 ③三角停止板などを設置
●安全な場所へ避難。運転者・同乗者も全員、自車より後方のガードレールなどの防護柵より
外側の安全な場所へすみやかに避難をしてください。
●交通管制室に通報。関係車両が到着するまで自分で修理などは行わないようにしてください。
【通報の方法】
● 高速道路上に一定間隔で設置されている非常電話を用いる方法
● 道路緊急ダイヤル#9910にダイヤルする方法
#9910は全国共通で携帯電話からもダイヤル可能です。高速道路・国土交通省が管理する国道はすべて対象となり、24時間体制で通報が受け付けられています。
■道路会社のお問合せ先について■
● 首都高速ETCコールセンター・・・TEL.03-6667-5859
● 阪神高速お客様センター・・・TEL.06-6576-1484
● NEXCO東日本お客さまセンター・・・TEL.0570-024-024
● NEXCO中日本お客さまセンター・・・TEL.0120-922-229
● NEXCO西日本お客さまセンター・・・TEL.0120-924-863
● 本州四国連絡高速道路株式会社 お客さま窓口・・・TEL.078-291-1033
● 神戸市道路公社・・・TEL. 078-583-0234
● 名古屋高速道路公社 名古屋高速お客様センター・・・TEL.052-919-3200
● 愛知県道路公社・・・TEL.052-961-1621
● 広島高速道路公社 お問い合わせ窓口・・・TEL.082-250-1181
● 福岡北九州高速道路公社(福岡)・・・TEL.092-631-0122
● 福岡北九州高速道路公社(北九州)・・・TEL.093-922-6811
■ETCカードについて
・ETCコーポレートカードとは?
東/中/西日本高速道路株式会社が発行するETC専用カードです。
申し込む法人名義の車両に対して車番限定のETCカードとして発行されます。
利用の際は、①車両番号②カード番号③車載器管理番号の3つ全て一致することが条件です。
NEXCO管轄高速道路・首都高速・阪神高速の走行分に割引が適用されます。
・ETCコーポレートカードの管理・利用上の注意
ETCコーポレートカードの最も重要な特徴は「法人名義の車両に対して、車番限定のETCカードとして発行」されることです。そのため、カードに登録されていない車両で利用する「車両不一致」走行に注意しなければなりません。車両不一致走行は割引対象外になるだけでなく、高速道路会社に履歴が累積されます。度重なる発生の場合、利用者様への割引停止だけでなく、発行する全てのカードが割引停止となる恐れがあります。ETCコーポレートカード利用明細書に赤文字で記載された走行が「車両不一致走行」となっております。
・ETC法人カードとは?
ETC専用カードです。ETCコーポレートカードのように車両が限定されないためレンタカーでも利用できます。また、ETC車載器を搭載していなくても一般レーンでの手渡し利用が可能です。
・ETC法人カードの管理・利用上の注意
ETC法人カードの特徴は利用の際に自由度が高い点です。車両を限定しないためレンタカーでも利用でき、一般レーンで手渡しでの利用も可能です。レンタカーやカーシェアリングを利用の際、車内にカードを置き忘れのないよう注意が必要です。
・ETCカードの紛失、盗難にあった場合
以下の流れで手続きをお願いいたします。
①警察署(交番)等へ届け出
盗難保守サービスにご加入の場合、サービス適用には警察の届出受理番号が必要になります。
②ETCカード紛失・盗難届 兼 再発行申込書を事務局へご提出
警察の受付番号、カード番号、紛失・盗難状況をご記入(要代表者印)の上、至急、事務局へ FAXまたはメールにてお送りください。原本は後日、事務局まで必ずお送りください。
■高速道路の利用上の注意について
・ETCレーン走行時の通過速度
高速道路は「20km/h以下に減速して進入すること」とETCシステム利用規程に定められています。速度超過は、開閉バーへの接触、先行車両への追突、料金所施設への衝突などの危険性を高めるばかりではなく、ETCを利用しない車両との接触事故を招く恐れがあり、自分自身だけでなく料金所を利用の全ての方へ多大なる影響を及ぼす大変危険な行為です。度重なる発生に対しては、道路会社から数ヶ月程度の割引停止措置が行使される場合があります。
・過積載・車両制限令
高速道路建設に欠かせない高架橋は、車両重量などを考慮し強度を計算しています。そのため想定以上の荷重は高架橋にとって大変危険です。橋脚に対して大きな負担となり、一層の劣化につながるのです。そのため重量制限で違反した車両には「割引停止措置」などの罰則規定が実施されています。
・ETCレーン走行時の課金エラーによる未精算
ETCレーンの開閉バーが開かず、未精算のまま突破する事例が多発しています。ETCレーンでのトラブルはひとつ間違えば大事故につながりますのでご注意ください。未精算の場合でも以下の流れで各道路会社へ連絡し対応すれば問題ありません。
①車の傷を確認するためにレーンの近くで車を停車させないでください。
高速道路内でつい車を止めてしまう方がいらっしゃいます。
追突事故につながる可能性があり大変危険な行為です。
②通行した道路会社へご自身で連絡し、通行料金の未精算について報告してください。
これは代行して対応できないことですので、お忘れのないようにお願いいたします。
報告内容は次の通りです。
〇通行した料金所・通行した路線 〇通行日時 〇車両番号 〇カード番号・期限
〇車種・車両の色 〇カード利用者名(個人名・会社名)
通行料金未払いのまま放置されると「不正通行」となる場合がありますので、くれぐれもご注意ください。
■よく聞くけどわかりにくい用語■
お客様と弊社の間に「行き違い」があれば今すぐにでも正したい。そんな気持ちからよく使う専門用語を整理してみました。
・NEXCO(ネクスコ)
対象カード
2005年10月1日に日本道路公団(JH)の民営化により発足した高速道路会社3社、東日本高速道路(NEXCO東日本)、中日本高速道路(NEXCO中日本)、西日本高速道路(NEXCO西日本)の愛称で、Nippon EXpressway COmpany Limitedの略称。高速道路の建設・管理保全を行う唯一の企業です。ETCコーポレートカードの発行元でもあります。
・車検証
対象カード
自動車検査証(じどうしゃけんさしょう)の略称。自動車(総排気量250ccを超える自動二輪車を含む)の所有者や使用者、車両が検査日に自動車保安基準に適合していることなどを証明する書類です。ETCコーポレートカードの申請においては車検証に記載されている所有者や使用者が申込法人名義である必要があります。
・ETC車載器
対象カード
ETCシステムにより無線通信で料金を自動収受するために必要な機器。車両に車載器を取り付けるだけでなくセットアップ(後述)が必要です。車載器のみでは支払いできないので、利用の際はETCカードを挿入しなければなりません。
・車載器管理番号
対象カード
車載器ごとにメーカーから付番された19桁の識別番号のこと。必ずセットアップが必要で、セットアップした際には「ETC車載器セットアップ申込書・証明書」が発行されます。
・セットアップ
対象カード
新規にETC車載器を取り付ける際には、使用する車両のナンバープレートなどの車両情報を登録しなければなりません。ETCシステムを利用する車両を特定し、適正な通行料金を算出するためには、セットアップは必要不可欠です。新しいETC車載器に取り替えたときや車両を変えたときもセットアップが必要です。これを再セットアップと言います。
・速度超過
対象カード
ETCレーンを走行する際、20km/h以下の制限速度を超えて走行することが速度超過です。速度超過は開閉バーへの接触、先行車両への追突、または料金所施設への衝突などの危険性を高めるばかりではなく、ETCをご利用にならないお客様車両との接触事故を招く恐れがあり、お客様ご自身のみならず料金所をご利用のお客様へ多大なる影響を及ぼす大変危険な行為です。
・車両不一致
対象カード
ETCコーポレートカードは利用する車両が限定されるため、車両ごとに走行明細が確認でき、登録車両以外の車両で利用すると『車両不一致』として明細上に表記されます。車両不一致の車両は規約違反となるため該当走行については割引対象になりません。また、改善されない場合、該当企業様に割引停止などの措置が適用されます。カード利用の条件により運行管理におけるコンプライアンスの強化につながり、従業員様の倫理意識向上と不正会計防止にも役立つというメリットがあります。
・車両入替
対象カード
ETCコーポレートカードをご利用の際、上記のような「車両不一致」にならないために必要な手続きが車両入替です。カードに登録されている車両(カードに記載されている車両番号)を変更する場合、新しい車両を登録し直す必要があります。車両は変わらず車両番号が変更した場合も、新しい車両番号を登録し直す必要があります。